不妊治療を徹底ナビ » 悩み解決!不妊治療Q&A! » Q3. 卵巣機能とダウン症との関係は?

悩み解決!不妊治療Q&A!

今さら聞けない不妊治療のギモンをまとめました。

不妊治療を考え始めたものの、調べれば調べるほどわからなくなることもすぐなくありません。そこでこちらでは不妊治療の基本から、妊娠しやすい体をつくるポイントまで、妊活に関わるさまざまなギモンを一挙掲載します。

Q.卵巣機能が低いとダウン症の確率も高くなるのでしょうか? また卵子の質を上げる方法があれば教えてください。
現在41歳と妊娠するには高齢で、しかも卵巣機能がAMHで1以下とかなり低い状態です。女性の加齢に応じて卵子の質が下がり、ダウン症の確率は上がると聞いたことがありますが、卵巣機能の低下とダウン症との関係もあるのでしょうか? また、現段階で卵子の質を上げてダウン症を防ぐ方法があれば教えてください。

ダウン症と卵巣機能との間に関連性はありません。ダウン症は女性の年齢と関連しています。

ダウン症は女性の年齢と関係しています
ダウン症と卵巣機能の低下とは、関係がありません。ダウン症が関係しているのは、女性の年齢になります。個人差はありますが、女性が40歳を過ぎた場合、受精卵の半分以上に染色体異常が見られるとの報告があります。質問者様は41歳とのことなので、ダウン症を予防するためにも早急に不妊治療を進めたほうが良いでしょう。なお2017年現在、着床前にダウン症の染色体検査をする技術はありますが、臨床での応用は認められていません。妊娠10週目以降の母胎採血、または15週目以降の羊水検査を通じて染色体異常を検査をすることになります。
日常生活の質を上げて卵子の質も上げましょう
血行を良くすることによって、卵子の質が上がることが分かっています。妊娠を希望する女性は、適度な運動や入浴等を通じて体を温め、血流を良くするように心がけましょう。また睡眠ホルモンと言われるメラトニンが卵子の質を上げるとも言われています。毎日、規則正しい生活をし、かつ十分な睡眠を取るようにしましょう。逆に喫煙、肥満、痩せすぎ、高血圧は卵子の質を低下させると言われているので要注意。詰まるところ、日常生活の質を上げることが卵子の質を上げる、ということなのです。
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