不妊治療を徹底ナビ » 悩み解決!不妊治療Q&A! » Q7. 排卵誘発剤による腹痛は危険?

悩み解決!不妊治療Q&A!

今さら聞けない不妊治療のギモンをまとめました。

初めての体外受精です。採卵を行なって卵子はたくさん採れたのですが、受精卵のグレードが低いと言われ、移植や凍結の対象となる胚は得られませんでした。かなり落ち込んでいます。受精卵のグレードが低いということは、私の卵子に問題があるということなのでしょうか? また、どのような胚であれば移植が可能なのでしょうか?

Q.排卵誘発剤の注射で腹痛やお腹の張りを感じます。卵巣過剰刺激症候群でしょうか?
体外受精に向けて排卵誘発剤の注射を続けていたところ、一昨日から腹痛やお腹の張りを感じるようになってきました。前回の体外受精のときも同じように腹痛があったのですが、今回よりも症状は軽かったです。現在の私の症状は、卵巣過剰刺激症候群でしょうかか? また、もしその可能性があるとしたら、病院ではどのような方針で不妊治療をしていくのでしょうか?

卵巣過剰刺激症候群の可能性があります。医師と相談し、最適な不妊治療を進めていきましょう。

卵巣過剰刺激症候群かも知れません
排卵誘発剤のHMG注射を使用しているとき、腹痛やお腹の張りを自覚した場合には、卵巣過剰刺激症候群の可能性があります。卵巣過剰刺激症候群を発症すると、排卵誘発に伴い卵巣が膨れ上がったり腹水が溜まったりなど、様々な症状を自覚することになります。35歳以下の若い人、また痩せ型の人に生じやすい症状とされています。症状が軽度であれば、特に対策を取らずに安静にして様子を見ているだけで良い場合もあります。
4つの方針のいずれかに変更することになります
卵胞過剰刺激症候群と診断された場合には、次の4つの方針のいずれかを選択、または複合的に選択して不妊治療を続けていくことになります。①HMG注射の量を少量から開始して、徐々に増やしていく②HMG注射に代わって、よりマイルドな排卵誘発法を選択する③HMG注射の量を減らし、採取した受精卵を全て凍結のうえタイミングを見て移植する④卵巣過剰刺激症候群を予防する薬を服用するいずれの方針を採用するかについては、患者さんの年齢や卵巣機能等を勘案のうえ、医師と相談しながら決めていくことになります。
重症化すると危険なので早急に医師に相談を
卵巣過剰刺激症候群と診断を受けた場合、またはその疑いを自覚した場合、早急に医師に相談のうえ対応を検討してください。そのまま排卵誘発剤の注射を続けた結果、重症化してしまうケースがあるからです。重症化した場合、嘔吐、下痢などが始まり、やがて血栓症や呼吸困難、腎不全などへ至る恐れもあります。最悪の場合は、命にも関わります。HMG注射をして排卵の後、3~7日ごろに息苦しさ、腹水、手足のしびれ等を自覚した場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。
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